2016年07月




6世代で手っ取り早くレートをあげるためには、如何に作業的に立ち回れるか、ということに重点を置く必要がある。


例えば私の前期の構築で言うと、

・相手のガルーラとガルーラが対面したらゲンガーを絶対出す(ガルーラを見たらゲンガー絶対選出)
・相手のゲンガーとゲンガーが対面したらガルーラを絶対出す(ゲンガーを見たらガルーラ絶対選出)

といった様に相手のパーティを見て選出と立ち回りを予め決めておく。
より身近でわかりやすい例だと、ゲンガーを見たらバンギラスを絶対選出している受けループのような感じだろうか。



引き続いて私の前期の構築を例に出すが、相手のガルーラとガルーラが対面したら絶対にゲンガーを出す、ということは当然相手の噛み砕くが来たら即ゲームエンドである。

しかし私が対戦した500試合のうち、その行動をとられた回数はわずかに2回。
つまりこの行動は"切って"良いわけである。

だから私は相手のガルーラとガルーラが対面した際ゲンガーを投げる動きをずっと続けた。
もし私がどこかで考えを変え、ガルーラガルーラ対面の噛み砕くを考慮して立ち回っていた場合の結果は言うまでもなかろう。




予定通り続けられる基本的立ち回り(作業的立ち回り)を見つけられるまで試合を重ねることが、6世代では最も重要だと私は考えている。






初めましての方は初めまして、そうでない方はご贔屓に。
ばべるです。書くことがなかったので久しぶりの更新になってしまいました。
その甲斐あってかレートに集中でき、今期は自己最高レートと自己最高順位を達成することができました。
ところでいつになったら最終1ページとれるんですかね。

本文は常体でPCからの見易さ非考慮ですのでご了承ください。





【構築紹介】

ガルーラ    @ナイト
ガブリアス@こだわりスカーフ
クレセリア@ゴツゴツメット
サザンドラ@こだわり眼鏡
ゲンガー    @ナイト
スイクン    @カゴのみ

画像が欲しいと言う方はご自分のバトルボックスで並べていただく他ない。



【コンセプト】

サイクルを意識した際の対面性能が高い駒を用いた攻撃的なサイクルと、対面を意識した際のガルゲン2メガ選出時に如何に相手にアドバンテージを取らせずこちらがアドバンテージをとるか、ということの両立を念頭に組んだ構築。
これに加え、再戦時の型バレを立ち回りでカバーできるよう一発屋要素をできる限り抑えることにも尽力した。


余談だがこの構築を知り合いの間で『ばべやま厨パact3』と呼んでいた。
改良前のact1〜2は機会と需要があれば折を見て紹介する。


構築のバージョンアップの推移は以下の通り

act1:バンガブゲンスイクレセハッサム(受けルバンギ+スカガブ+メガゲンガー+ゴツメスイクン+瞑想クレセ+HDメガハッサム)
act2:ガルガブゲンスイサザンマリ(ゲンスイガブ続投+メガガルーラ+眼鏡サザン+草食マリルリ)
act3:本記事の並び(ガルガブゲンサザン続投+瞑想吠えるスイクン+ゴツメクレセ)



【個別紹介】
以下、採用順に記載。採用意図は末尾。


ゲンガー@ナイト
性格:臆病
実数値(メガ前):159-x-95-151-96-170
実数値(メガ後):159-x-115-191-116-192
努力値:188-x-116-4-4-196

たたりめ/ヘドロ爆弾/鬼火/道連れ

構築のスタートである、所謂"厨パ"配分のゲンガーを鬼火で採用。
後述するガルーラをゲンガーミラーの引き先として用意することで、不毛な同速勝負を無くし余剰努力値を耐久方面に回すことができた。配分はパクってきただけだが、ヘラクロスが重かったためメガ前でメガヘラクロスのロクブラを耐える調整は安心できて良かった。

ガルーラミラーにゲンガーを投げ、ゲンガーミラーにガルーラを投げる動きがとても優秀。




スイクン@カゴのみ
性格:図太い
実数値:207-x-183-111-135-105
努力値:252-x-252-4-0-0

熱湯/眠る/瞑想/吠える

吠えるスイクンの個体数次第ではS113以上を確保したいところだが、シーズン16環境ではその必要性を感じなかったのでHBに特化した。
元々は
こちらの方のリフレクターゴツメスイクンを経由してガルーラにゲンガーを後投げする立ち回りから着想を得、ゴツメスイクンを使用していたのだが、
こちらの方から『今期は吠えるスイクンが強いよ〜』と助言をいただき試したところ、見事に的中しレート上昇の大きな助けとなってくれた。

ステロを絡めずとも身代わりや積み技を咎められるので、有用性が非常に高かった。





ガブリアス@こだわりスカーフ
性格:陽気
実数値:183-182-115-x-106-169
努力値:0-252-0-x-4-252

地震/逆鱗/岩石封じ/ステルスロック

襷ガブリアスにスカーフを持たせたような構成だが、臆病ウルガモスがかなりの個体数だった印象で陽気にして正解だったように感じる。
特にステルスロックは、岩石封じと合わせて持ち物バレを防ぐと同時にスイクンの吠えるとの相性がとても良く、ステロ吠えるによる削りで陽気の火力を補って余りあるほどの活躍をしてくれた。

ステロはボルト入りにどうしてもスイクンを出したい場合にも、瞑想にボルト後出し→吠えるの展開で流し+削りを両立でき重宝した。




ガルーラ@ナイト
性格:いじっぱり
実数値(メガ前):191-159-101-x-121-113
実数値(メガ後):191-192-121-x-141-123
努力値:84-236-4-x-164-20

秘密の力/空元気/炎のパンチ/不意打ち

配分・構成は
こちらを参考にさせていただいた。
仲間内でアドガルーラ(ADに大きく努力値を割いていること、秘密麻痺のアドバンテージが大きいことから)と呼んでいたガルーラ。
今期のゲンガーは鬼火or気合い玉の所持率が非常に高く、逆にそれ以外の搦め手(身代わりや催眠術等)が少なかった印象で配分・構成共に環境に非常に刺さっていたように感じた。

ガルーラとゲンガーの両メガ選出を躊躇なくすることができ、かつ両個体とも非メガ時にある程度活躍できる配分・構成のため、相手の選出立ち回りに合わせてこちらだけ一方的にメガを通すことができる点がこの構築における最大の長所。




クレセリア@ゴツゴツメット
性格:図太い
実数値:227-x-189-95-151-105
努力値:252-x-252-0-4-0

サイコキネシス/電磁波/スキルスワップ/月の光

この個体もスイクンに関して助言していただいた方から『今期はスキスワクレセも強いよ〜』と助言をいただき採用する運びとなった。
ガルーラに猫騙しがない影響で相手の太鼓マリルリが死ぬほど辛いが、スキスワで力持ちを奪ってゲンガーサザンでA+6アクジェを耐えながら処理する動きができ、使い勝手が良かった。

電磁波でスイクンやゲンガーの起点を作ることができる点は毒毒にない強み。




サザンドラ@こだわり眼鏡
性格:控え目
実数値:175-x-111-187-136-124
努力値:60-x-4-196-204-44

悪の波動/竜星群/火炎放射/気合い玉

H:16n-1
H-D:
・222メガゲンガーの気合い玉:最高乱数切って耐え(84.5%〜100.5%)
・191メガゲンガーのヘドロ爆弾:確定2耐え(41.1%〜48.5%)
・177珠ボルトロスの気合い玉:上から3つ切って耐え(87.4%〜104.0%)
・155ゲッコウガの冷凍ビーム:確定耐え(66.2%〜80.0%)
・155珠ゲッコウガの冷凍ビーム:上から3つ切って耐え(86.2%〜104.0%)
C:11nの内で最大
・215-93カバルドンを竜星群で確1
・184-100ボルトロスを竜星群で確1
S:あまり(準速ガッサ抜きメガガルーラ抜き)

不毛な同速勝負を捨て、多くの特殊に対して繰り出す回数を増やせるCDサザンドラ。
実際に、サザンドラで相手をしたいポケモンはロトム・クレセ・カバルドン・ナット・ブルンゲル・ヒードランなどの鈍足ポケモンと、ゲンガー・ボルトロスなどの高速ポケモンであり、控え目CS振りではSがやや過剰な面が否めない。
そのため現環境ではロトム絡みの面倒なサイクルに対し、こちらの負担<相手の負担。になるよう耐久ベースの調整とした。

構成に関しては言及するまでもない4つだが、配分が余りにも綺麗すぎて卒倒した。



【採用意図】

軸である吠えるスイクン+スカーフステロガブリアス+ゲンガー
軸の3体で相手のゲンガーやボルトロスが面倒なのでゲンガーミラーで後出しが利き、気合玉ゲンガーなどに対してもD振りすることで役割を失いにくく、相手の選出を誘導できるガルーラ
上記4体ではバシャーモ絡みの構築がつらいため物理受け+αの役割をこなしやすいクレセリア
ここまででロトム+ナットレイに代表される(不快な)鋼+浮遊のサイクルが厳しいため、それらサイクル相手に主導権を握らせにくいサザンドラ


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【感想】

最終日の開始レートが1901で内心シャドウバースをやりたい気持ちでいっぱいでしたが、寿命の前借りで得た気力と覚醒した選出眼に加え、運が良くなったことで何とか2200まで漕ぎ着くことができました。
ORAS終わるまでに最終1ページを目標に来期もがんばります。
なぜならポケモンが好きだから。

対戦してくださった方、関係者各位に感謝。


最高/最終:2211
最終順位:16位



参考:くろもちさんのブログ

何か質問等あればコメントかツイッター(@bavelpoke)まで。

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