2016年10月




ラフィーさん主催の2200杯で使った構築。
大会で相手のブログだのツイートだの遡ってまでガンメタするのはそれで負けた際のダメージが大きく非常にかっこ悪いと思っているので、個人メタで別々の構築を組むのではなく広範囲をカバーできるガルクレセをベースにガルクレセ+特殊の並びにある程度勝てるように組んだ。

と言いつつ、1勝1敗で迎えた3戦目が受けルーパーのざわーるどさんだったためそこで負けると予選抜けが厳しくなると考えてガンメタを張ってしまった(身代わりバトンシャワーズと滅びゲンガーを使った)のは少し後悔している。







ガルーラ@石
191-192-126-x-121-138
猫/秘密/炎P/不意

H:16n-1
A:秘密不意の乱数
H-B:特化鉢巻逆鱗確定耐え
S:有象無象抜き
中途半端なSにより初手ガルーラのS判定が楽。対ゲンガーにはジバコイルやアローを投げること、ナットハッサムにイライラしたくないことから炎P。
サザンがうざいので準速のほうが良かったかもしれない。




ガブリアス@鉢巻
183-200-116-x-105-154
逆鱗/地震/ダブチョ/毒づき

色々考えたけどASぶっぱ
組んでからカバがヤバイことに気付いたので鉢巻。
カバ見るだけなら鉢巻でなくていいしドランが絶望的に重いからラム剣舞のほうがいいけどラムはアローに取られていた。




クレセリア@ゴツメ
227-x-189-95-151-105
毒/スキスワ/月の光/サイキネ

ガッサは苦労しないのでHB振り切り。
ガルーラの氷技が怖くなくて(カバ✕)、バシャに強い(スイクンナットその他✕)。
バシャレボルトを封殺できるスキスワから抜け出せない。冷Bがほしいが切る技がない。




ファイアロー@ラム
183-102-97-x-124-151
鬼火/羽/ブレバ/挑発

H:8n-1
H-B:火傷ガッサの岩石マッパ高乱数耐え
S:準速サザン抜き
めざ岩以外の全てのウルガモスに後出し可能かつ、クレセリアを壊しつつ、物理の機能停止も狙え、スリップの補助込みだがサザンに後出しから勝てる。一応ゲンガーも見れる。
ドランが絶望的に重い(2回目)




ゲンガー@ナイト
159-x-115-191-116-192
鬼火/祟目/ヘド爆/道連れ

厨パ配分、語るに及ばず。
困ったら出す。
ドランが絶望的に重い(3回目)のでヘド爆を気合いに変えるのも視野。




ジバコイル@眼鏡 アナライズ
173-x-135-176-137-78
10万/ボルチェン/ラスカノ/破壊光線

H-D:C222気合い最高乱数切り耐え、C150マグスト確定耐え
調整は良さそうなのを見かけたのでパクった。クレセリアとの対面をつくることのみ意識した。釣り出しをするしかないため自分の目指している立ち回りと掛け離れてしまうのが残念だった。
が、クレセリア対面さえ作ればほぼ勝てるのでガルクレセ+メガネの枠にもう少し採用が検討されてもいい気がした。




基本選出はメガ+クレセアロー
ジバコイルは釣り出しすれば勝てるが釣り出ししないとあんまり強くなかったので、相手を信用できない場合は使うべきでないと感じた。
挑発鬼火アローは環境に非常に刺さっていて使いやすかった。

反省点は、大会という一発勝負の場でヒードランとかいう最も安定しないポケモンを使用するやつなどいないと考え、余りにもヒードランに薄い構築を組んでしまったこと。予選で2回もヒードランと当たり血涙を流した。


2200のやつ予選4-2で2位抜け、決勝トナメ2回戦負けでベスト16
対戦レポートなどは不甲斐ない試合が多かったので省略。







前回の記事で
上位プレイヤーは立ち回りミスがないという土台の上で戦い、選出勝ちした方が勝つ。
と述べたが、そもそもこの立ち回りミスについて深く述べなかった。
そのため今回はプレミについて考えてみる。あくまで個人的な考えなので悪しからず。


一言にプレミと言っても色々あるだろう。
・不利対面居座って殺される
・有利対面で余計な交換読みをして殺される
・押しミス
・トリルや天候ターンの数え間違い
…などなど。多くの人はプレミとは何か聞かれたらこの辺りを答えるのではないだろうか?

ところで上記の例、実はプレミでない(と私が考えている)ものが含まれているがお気付きだろうか?



察しの良い方ならわかると思うが、上2つは傍目にはプレミに見えてもそれはあくまで"結果論"である。
なぜ結果論か。行動に"理由がある"からだ。


例えばボーマンダvs化身ボルトロス対面。
明らかな不利対面vs有利対面である。ボーマンダが居座ったら電磁波やめざ氷で殺されるため居座りはプレミ………?だがほとんどのボルトロスは悪巧みやら草結びやら気合玉を打ってくるので、実はボーマンダが居座った場合ボルトロス側は交換読みすることがプレミになってしまう。

先日見た知人の試合ではボルトロスが悪巧み、ボーマンダが毒毒を選択しそのまま試合が決着したように見えた。
一見するとボーマンダがヤンキーしてボルトロスが深読みで自滅したように見えるが、それは結果論でしかなく両者の行動にはちゃんと理由がある。(わかると思うのでこの場合の両者の行動理由については詳しく言及しない)


理由があるということは、100回やったら少なくとも50回以上は通るということだ。半分以上通らない行動は合理的でないので今回は考えない。

私はそれなりの理由に基づいた行動で失敗しても、それはプレミではないと考えている。
例えばさっきの場面で、100ボーマンダのうち80ボーマンダが交代してくるならガンガン悪巧みなどを押していくべきだし、20ボーマンダは切ってしまっても良くその切った20ボーマンダもプレミではない(レート収支で言えば単純計算で60回勝ち越せているため)

結果論うまくいくなら不利対面居座りも断然視野に入るし、結果論うまくいかないなら有利対面は素直に行動するべきである。
結論としては、大幅なプレミをする人はそうそう居らず「通る結果論を経験から導く」ことが大事である。ということ。



…が、そもそもボルトロス対面でボーマンダが居座らなければならないなら、ボルトロス入りに初手ボーマンダを投げるのはやはりプレミな気がします(矛盾)





ポケモンは運と思考のゲーム。
だが運と思考は5:5ではない。
運:思考の重要性は2:8、もしくはもっと思考に寄っている。
そしてこのゲームで8割を占める思考は大別して構築、選出、立ち回りの3段階。
もちろんこの3段階の重要性も3:3:3ではない。
構築:選出:立ち回りは3:6:1
(ポケモン全体だと運:20、構築:24、選出:48、立ち回り:8)


なぜ3:6:1か、極論言ってしまえば相手の選出を先発含め3匹読み切る力(バトルアナライザーやら超能力やら)があれば99%負けないから。
メガボーマンダ切ってます、のようによほど構築相性が悪くない限りはまず負けない。

強い人の立ち回りを見たい、という旨の呟きをよく見る。
たしかに強い人は立ち回りでミスしないが、それが強さの秘訣ではない。

上位プレイヤー同士の試合は立ち回りミスをしないという土台の上で戦い、選出で勝った方が勝つゲームをしている。
だから立ち回り:1。立ち回りでミスするうちは最上位(2200から1試合以上潜って勝つ人、すなわち1ページの人)には絶対なれない。これは僕自身が体験したから間違いない。

構築:3に関しては、実は選出:6と被るところがある。
なぜなら構築段階で複数の構築に対して選出が決まっている場合が多いから。
※(余談だが構築:3より前の段階として環境把握がある。環境を把握すれば刺さる構築が嫌でもわかるので、構築がなくても寄せ集めで潜りまくって環境を知らなければならない。環境把握や刺さる構築に関しては尊敬する誰それや馴染みのポケモン仲間に聞いてもいい)

対戦前にAという構築の相手はこう出してくる(はず)だからこっちはこう出せば勝てる、とシミュレーションしてあれば余裕が違う。
大事なのはこのシミュレーションが実戦で外れたら立ち回りではなく選出を見直すこと。なぜなら立ち回りでミスがない前提だから。ミスしてたら論外。
自分の選出が理論的に正しいのに負けたなら(負けてる場合だいたい自分が正しくない。稀に相手がヤバイときがあるがそれは無視)、構築が悪いから構築を見直す。

また勝率をやけに気にする人がいるが、シミュレーションを脳内ではなく実戦でやる人は対戦数がかさみ、脳内シミュレーションがうまく当てはまる人は勝率が良いというだけの差。
あまり気にしても仕方ないと思う(モチベ云々は知らない)

シミュレーションで必要な能力は様々な構築に対して理解があり、相手の視点で考えられる力。
自分の構築に対する選出がわかれば自ずとそれを封殺する選出がわかる。
相手の視点で考えられる力と環境を読む力が毎シーズン構築を変えて勝てる人と勝てない人の差。

反対に同じ構築を使い続ける人はシミュレーションを実戦でやりまくっているわけで、A〜ZまでのパーティパターンがあるとしてA〜EあたりがA'〜E'になってもF〜Zのパターンは変わらないのでA'〜E'に対応できるかどうかで差が出る。こちらは学習能力と環境対応力の差。

潜りまくって環境を知る→刺さる構築を知る→選出を考えるor潜りまくって選出を矯正していく→立ち回りでミスしない
を恒久的にできれば少なくとも目標の手前で足踏みすることはないと言えるし、残りの20%の運さえ味方にできれば目標を大きく超えるのも目前であると言えよう。

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