択が連続する状況では、有利側が勝負を引き延ばし、この択に負けてもまだ試合には負けないからと日和った選択をしがちだ。
日和った選択は不利側の細い択を通すことに繋がり、最終的に完全な50:50になってしまう。
そうなってしまえば、最初に有利だった側は安定と称するチキンプレイを続けたせいで択負けが身体に染み付いているのに反して、不利だった側は勝利への執念が紡いだ細い勝ち筋を通してきた実績がある。
試合の結果は語るまでもないだろう。
まだ負けないから。などと、試合中に考えた時点でその試合には負けているのである。
こちらが深淵を覗いた時、深淵もまたこちらを覗いている。みたいな話でした。
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